wa4’s blog

リカンベントを自作して乗っています

キーパーツ(と自転車用の簡易パーキングブレーキ)

 自作をしていると時々遭遇する場面で、「これがなければこの作品は成立しなかった」というキーパーツ。今回のキーパーツは「折り畳み自転車のコラム」。

ハンドル周り

私が使ったものは本当に安物の折り畳み自転車についていそうなハンドル、ステム、コラムが溶接で一体となった代物。たまたま近所のリサイクルショップで安く売られていたものを購入。ググってみると、多少お金がかかるがコラム単品で新品が流通している模様。折り畳み機構部がギシギシ言うのが気に入らないが、安いのでまぁこんなもんだろうと諦めて使っている。

これがキーパーツだった事情を説明すると、ほぼ完成という段になって、オリジナルの児童車のクイルステムとハンドルを仮組みし、またがってポジションを確認すると、ハンドルに膝が干渉してまともにこげない。本家のCruzbikeの写真を見ていると割と手前にハンドルを配置しているように見えるが、今回の作り方ではフレーム設計の自由度が乏しいのでそういう配置にする余地はない。(あるいは手足の長い欧米人と胴長な私の体型差か?)

そういうわけで、膝との干渉を回避するために長いコラムが必要で、流通している既製品で長いコラムとなると折り畳み自転車のコラムとなる。否応なしに折り畳み機構(と異音)がついてくる。

 

上の写真で黒い紐状のものはショックコードとコードロックで作った「簡易パーキングブレーキ」。ショックコードの一端に小さい輪が作ってあり、コードロックをそこへ引っ掛けて紐全体を輪にし、任意の輪の大きさまで絞って使う。手の代わりにブレーキレバーを握りこませると駐車時に壁や柱に自転車をもたれかけさせる際に安定する。

もともとはアップライトの自転車で、ゴムの平バンドをちょうど良い長さで輪にして使っていたのだが、ネット上でこのショックコード&コードロックを輪行時のホイールをフレームに固定するバンドとして使うアイデアが紹介されているのを見つけ、真似をさせてもらった。ズボンの裾止めバンドの代わりにもなり、3役こなす優れもの。