前投稿の状態(Mark2.7位?)でそこそこ満足して乗っていたのだが、どうしても気に入らない箇所があり、改造。それはシートバック部分。腰のちょっと上のあたりの背中を丸めると飛び出す背骨のところが、長い時間乗っていると当たって痛む。
クッション材の種類を変えたり、厚みを増したり、形状を工夫したりして、いくらか改善したけど、なんともならず、思い切ってハンモックスタイルに作り替えてみた。
さも溶接っぽく見えるけど、ハンダ付けです。白いコの字型のパイプはリサイクルショップで台所の流しの下とかの収納スペース用の棚として数百円で売られていたものを分解して使用。
穴空きのチャンネル材のフランジ部分をパイプに合わせて削って、パイプを抱えこむように回して戻ってきたところを両側から鉄板をハンダ付けしている。パイプとチャンネル材の間もハンダ付けしているが、抱え込むようにしているところがミソ。ハンダそのものに荷重をかけないように使う。それでも、いざ使ってみたら、ハンダ付け部分が剥がれることが何回かあり、上の写真の左側のパイプを抱えこんでいる根本の部分は、鉄板から銅の針金グルグル巻きに変更した。銅の針金を巻いた後、ハンダで固めている。
引っ張り応力は銅の針金で持たせ、針金がほつれてこないようにハンダで固定している感じ。針金は許容荷重も明らかになっているので引っ張り荷重メインの使い方であれば設計もしやすい。(柔らかいので曲げや圧縮が入る箇所には使えない。)
最初は布で背に当たる部分を作り、裏側でロープを使って布を張る(テンションをかける)ような構造を試してみたが、背中を預けると布で面で支えているというよりも、裏側のロープで局所的に支えているような態になり、具合が悪い。せっかくハンモックシートにしたのに、結局、背骨のところが痛む。そこで全面的にロープを使ってみた。
上の写真のようにわらじ状に編んでみた。わらじは編むものなので、編むと表現したが、構造的には織るに近い。この状態にさらにブレスエアーをクッション材にしたクッションを加えて乗っていたが、だいぶマシになったが、それでも長時間乗ると背骨のところの痛みがゼロにはならず、満足いかない。
最終的には下の写真のように、ロープを鎖編みしたものをグルグルと巻き付けるようにして満足行くレベルに達した。